基本情報技術者試験で出題されるRAIDの種類と役割が覚えにくいので、『新世紀エヴァンゲリオン』の登場人物を連想して覚えてみた。
そもそもRAIDとは
RAIDとは、「複数の磁気ディスクを、あたかも1台の磁気ディスクとして扱う技術」のことで、アクセスの高速化や高信頼性を実現できる。
RAIDは現在6種類存在するが、実際に使用されているのは「RAID0」・「RAID1」・「RAID5」・「RAID6」の4種類。
今回は、基本情報技術者試験でよく出題される「RAID0」・「RAID1」・「RAID5」の3つを解説する。
RAID0は綾波レイ
RAID0は、綾波レイのイメージで覚えることができる。(0→レイ→綾波レイ)
RAID0の特徴は、「1つのデータを分割して、複数の磁気ディスクに分散して書き込む」こと。
メリットは、「複数の磁気ディスクから同時に読み込めるので、高速化を図れる」こと。
デメリットは、「磁気ディスクが1つ壊れただけで、全てのデータを取り出せなくなる」こと。
エヴァの世界では綾波レイの正体はクローン人間で、複数のクローン体の存在が描かれている。
したがって、「RAID0は、複数の綾波レイ(磁気ディスク)に分散して書き込むこと」と覚えればよい。(もっと可愛い覚え方を思いつきたかった・・・!)
RAID1は碇シンジ
RAID1は、碇シンジのイメージで覚えることが出来る。
1→い(ち)→ い(かりシンジ)、という具合に覚えよう。
RAID1の特徴は、「磁気ディスク2台に同じデータを書き込む」こと。
RAID1のメリットは、「片方の磁気ディスクが壊れても、データが失われない」こと。
RIAD1のデメリットは、「磁気ディスク2台で、1台分の容量しか使えないため、効率が悪い」こと。
覚え方としては、
「逃(2)げちゃダメだ・・・逃(2)げちゃダメだ・・・磁気ディスク2台に同じデータを書き込むことから逃げちゃダメだ・・・・!」
と覚えれば良い(圧倒的こじつけ)。
RAID5は赤木リツコ
RAID5は、赤木リツコのイメージで覚える。
RAID5→ゴ→コ→(赤木リツ)コ、という具合に覚えよう。
RAID5の特徴は、「RAID0よりも耐障害性に優れ、RAID1よりも処理速度が速い」というバランスの良さ。
磁気ディスクが故障したら、記録データを修復するために「パリティ」と呼ばれるコードを、全ディスクに分散して保存するという仕組み。
覚え方としては、「赤木リツコはエヴァンゲリオンの開発を担う天才エンジニアなので、RAID0とRAID1の欠点を克服したRAID5を開発できた」というのはどうだろうか。
微妙?覚えられればいいんだよ!
最後に
ちょっと無理があるイメージが含まれているのは許してください。
もっと良い覚え方があったらぜひSNSなどで教えてほしい。
ただ、自分自身はこの記事を書き終えた時点でRAIDの種類と役割をスッキリ覚えることが出来たので、それなりに効果があるということで、読者の方も参考にしてくれると嬉しい。